低周波電磁波2種類と 高周波電磁波を 一台で3種類の電磁波を測定できる、トリフィールドメーターで、家電を計測。
電磁波測定には様々な測定器がありますが、その中で便利な1台を紹介してみたいと思います。
家電などの電源線から流れる 低周波電磁波 2種類 と 電波などの高周波電磁波を これ1台で測定できます。
一見するとただのテスターのようですが、メーターパネルを見てみると 磁界・電界強度、マイクロ波をそれぞれを測定するための切り替えレンジがあり、単位は mG、KV/m、mW/c㎡ となっています。
価格は、2万円ほどで 簡易計測器にしては、ちょっとお高めですね。同社の製品は、現在デジタルモデルに代わっています。
最近は、 概ねの家庭で WiFi などの無線機器おかれていると思います。気が付かない場合も含めて電波干渉やノイズによる不具合が発生したりして、原因がわからずに頭を抱えることが多いのではないでしょうか。
使用頻度の高い、家電を測定してみました。
電子レンジ 600W・タイマーセットのみ、10Cmの位置で 約30mG
電子レンジ スタート、10Cmの位置で 約100mG レンジオーバー
40インチテレビ 画面 10Cmの位置 約80mG、 100Cmで ほぼ 0mG 電界強度 0.01Kv/m
40インチテレビ 画面 100Cmの位置 約22mG
電気こたつ 表面 約3.9mG 、因みに、ホットカーペット表面 100mGレンジオーバー
固定電話 受話器 約4.2mG
デスクトップパソコン 10Cmの位置 1.4~1.5mG ディスプレィ前 30Cmの位置 0.2~0.3mG
現在はデジタルモデルへ変更されており、仕様は以下の通りとなっています。
主な測定対象:
家電製品、調理家電、白物家電、AV家電、パソコン、
パソコン周辺機器、高圧線、送電線、電柱、変圧器、
携帯電話、携帯基地局アンテナ、スマートホン、
タブレットPC、コードレス電話、wifi機器、ブルートゥース、
無線機器等 (携帯タワー、スマホ、wifi等の 高周波電波の測定は
分解能 0.001mW/m2 と超高感度で20Mhz-6Ghzまでの 電波を測定できる。)
仕様
MAG(磁界)
標準モードと加重モード
対象周波数 40 – 100,000Hz
測定範囲 0.1-100.0mG
分解能 0.1mG
精度 50/60Hz ±4%
ELEC (電界)
標準モードと加重モード
対象周波数 40 – 100,000Hz
測定範囲 0 – 1,000V/m
分解能 1v/m
精度 50/60Hz ±5%
RF (ラジオ波、マイクロ波)
対象周波数 20 MHz – 6 Ghz
測定範囲 0.001 – 19.999 mW/m2
分解能 0.001 mW/m2
精度 1 Ghz ±20%
興味のある方は、一度身の回りの電磁波について考えながら、データーを取ってみてはどうでしょうか。
高級機ほどの正確さはありませんが、大体の目安にはなると思います。電磁波の影響については、各分野・立場によって違いはあり正確且つ具体的な医学データーが発表されていないので断定的なことは言えませんが、国際基準を考えると 日本だけがのんびりと構えているような印象を受けます。(敢えて、深く踏み込まないようにしているように私は感じます)
一つだけはっきりと言えることは、長期的にみると少なからず影響はあると思います。
過敏になりすぎるのもどうかと思いますが、もっと積極的に検証していく必要があると考えます。
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