我が家の ”朝日ソーラー” 修理記録!

生きると云ふこと

太陽熱温水器で有名な 朝日ソーラー。一時期結構な問題となりましたね。 今は、ソーラーパネルや新タイプを発売しているようですが、我が家のように もう20年以上使っているといろいろ不具合も出てくるものです。

朝日ソーラーは、日光での蓄熱が不十分な時の為に、灯油のボイラーを併設していました。(夢タローだったかな・・)

ちょくちょく聞こえてくる苦情のニュースを見るたびに嫌な予感はしていました。

ソーラー熱温水器修理履歴

圧送ポンプ

屋根からの落下圧力だけでは流量が少ないため、ボイラーの入り口に圧送ポンプを置くのですが、これが一番初めにトラブルを起こしました。使用開始からわずか5~6年でしたね。

 

交換品

ポンプのハウジング(樹脂成型・モーターの先にある黒い部品)の強度不足のため亀裂が入り、ポンプが回りだす時と停止の時水漏れ発生の為交換。

水道栓を閉じると、ポンプが流速スイッチに反応して停止するまでのわずかな時間ポンプのハウジング内にポンプ圧がもろにかかります。

その膨張と伸縮の繰り返しで樹脂製のハウジングに亀裂が入り水漏れします。

ポンプユニットが3万程でしたので、工事代節約の為自分で交換。

当時のサービス担当に、” ハウジングだけほしい ” と伝えたが、無理でした。

 

中央の黒いハウジング部が鉄板で補強されています

ハウジングの膨張を抑えるために、鉄板で補強されています。

メーカーもハウジングを鋳造品に替えればいいのに、そのまま使っています。(手抜き)

こんな不具合は、テスト段階でわかりそうなもんだと思うんだけど・・。

架台で瓦が割れた

二つ目のトラブルは、ソーラーシステムを支えている架台は金属のL型アングルでできています。屋根の勾配面が南を向いていれば、平べったい本体を直接瓦の上に置くので、重量が分散され瓦を傷つけることはないのです。

 

ドローン映像

視界、我が家の屋根は東西に勾配があるので本体を置く金属製の架台が必要なのです。

しかし、この架台と瓦の接地部分はに厚さ10ミリ程度のウレタンのスポンジが貼ってあるだけなのです。 当然風雨にさらされているわけですから、劣化してちぎれてくるわけです。ぼろぼろで無いも同然。

結果、鉄のアングルが瓦にあたり、瓦を損傷してしまうわけです。 おまけに、瓦って当然湾曲しているので、アングルの当たり面は面接触ではなく、点接触になる訳ですよ。  そりゃあんた、瓦 割れるにきまってるじゃん・・・。

このトラブルは、当初から結構全国的にあったようですね。 

設計者の手抜きとしか言いようがない。

仕方がないので、角材で下駄を作り計8か所ほどが大西谷固定し瓦を保護しました。

因みに、割れた瓦はコーキング剤で補修しときました。

そんなこんなで、とりあえず夏場はお湯を沸かさなくても入浴でき、冬以外はぬるま湯くらいにはなるので灯油のボイラーと併用して使えるので便利でした。

 

灯油ボイラーのメリットなし

しかし、いつの間にか灯油がどんどん値上がりし、灯油代が結構高くつくようになったので、ボイラーを撤去しました。ガス代より高くなっては本末転倒ってもんです。

 

電磁弁切り替えと、手動切り替えの併用です。

ソーラーからのお湯はガスボイラー(LPガス)の出口で切り替え式にして供給管に接続して使っています。圧送ポンプは壁に取り付けてます。

 

屋内に設置した、切り替え器。

台所に切り替えスイッチを取り付け、ソーラーからとガスボイラーのお湯を必要に応じ切り替えて使っています。 熱いシャワーの時はガスボイラー、ぬるま湯でいいときはソーラーといった具合。

それからそれから、

フロートユニット

次に壊れたのが、ソーラー内の貯水タンクにある フロートユニットのパッキン劣化。

タンクに水が満タンになるとフロートが上がり、給水が止まるはずなのですが(トイレのタンクと同じ構造)、ちょろちょろと出っ放し状態。

終いにはタンクからあふれ出し雨のように屋根上がびしょびしょでした。

15年目くらいでした。

メーカーには部品もなく、市販品との互換性もなかったので やむなくホームセンターで一般標準品を購入し、ちょっと手を加えて交換しました。

屋根に上がりソーラーユニットによじ登りステンレスカバーを外して、貯水タンクの内側のフロートユニットを交換しました。(1500円程度)。

夏場の作業だったので頭も手も足も熱い。ステンレスボディは熱々です。 

これでもう大丈夫だ~と思ったけど・・・。

 

温熱パネルは頑丈です

貯水タンク

この貯水タンクが、また曲者でした。ポリタンクだからなのかこれくらいの使用年数だと劣化し、硬化していたのか。

金属製のフロートユニットを取り付け モンキーで締め付けると、タンクの側面が” パキパキ”っと嫌な音をたてて、フロートユニットの取り付け周辺にヒビが入りました。(ゴムパッキンもかませてるのになぁ。)

 

風が強くて途中で断念

そんなに力をいれていないよ~。 内心そう思いながら、試しに給水してみると、やはりですね。亀裂部分から水がじわじわ出てきます。 弱いなぁ~、劣化が早すぎ・・、材料ケチってるな~とぼやきながら、仕方なくシリコンで周辺一帯を固め何とか水漏れは治りました。

 

特殊な形の異径のゴム管

ほっとして、ソーラーのお湯を使い始めて数日後、また屋根から水がぽたぽたと落ちてきます。前回修理したところまたやりなおしかなぁ・・と屋根に上がってみると、なんと! 今度は、温まったお湯が出てくる吐出口についているゴム管が、一部腐食したように変色しており、ゴムが裂けていました。

せっかく温まったお湯が、ぼたぼたと垂れ流し状態でした。

ポリ製の貯水タンクのといい、吐出口のゴム管といい、大体から耐久性が無さすぎる! ” 自然相手の、屋根上のソーラーなのに、こんな ちゃちな部品を使いやがって・・!”

怒り心頭でメーカーのホームページを見ても、修理部品の取り扱いもなく新製品の宣伝ばかり・・・。 

修理用の在庫もなし、、というかサービス終了となっていた。 早すぎる。

しかし、こうなってくると、意地でも汎用部品で修理しながら使ってやる・! と思いました。 間違っても、新製品に交換しようとは思わないですね。

(というより、朝日ソーラーは二度と買わない。)

お湯を全部抜き取り、ゴム管を外してみました。

またへんなことしてるなぁ~・・・っと! ゴム管の両口のサイズが違ってます。 いわゆる異径ブッシングとなっている。

メーカーは部品対応していないし、こんな特殊なものの汎用品なんてある訳ない。

塩ビ管で作ろうと思ったが、寸法が微妙。入口側は内径48ミリ・外径60ミリ、出口側は内径25ミリ外径34ミリで、つまり48-25の異径タイプ。

いい材料がないか探しまくっては見たもののなかなか見つからないので、仕方なく例の手段を使いました。

亀裂で穴の開いた周辺を、内側と外側からシリコンで固めてやる。 3日ほど乾燥させ、確実に乾いたのを確認後取り付け。 現在まで問題なく使っています。

 

 

修理で一番困ったこと。

まあ、なんだかんだと言いながら修理しながら使ってはいますが、ソーラーの修理で一番厄介な事、それは、当然天候です。

雨の時は当然だめだし、暑い日は、ソーラー本体やお湯の温度が高く手で触れない。寒い日は、・・吹き曝しだし、とにかく寒いからいやだ。

足場が作りにくく、体勢が取りにくいのであちこち触るのに手間がかかる。

本体に使われているタッピングビスのサイズが微妙。

それから、ホース類が結構細いので圧送ポンプを使って補助しているが、水圧が弱い。

最近バブルミストシャワーを使い始めたが、流量不足でバブルにならない。(仕方がないので、ガスボイラーに切り替えてバブルミストを使っている)

なんだかんだ言いながらも、これから先まだまだ使いますよ。元を取らなきゃね!

因みに、外しておいたガスボイラーは、中にネズミが巣をつくっており電線などはぶつ切り状態で使い物にならなかったので処分しました。          高かったのに・・。

じつは、朝日ソーラーの話はまだ先があるのですが・・、それは次回に。

 

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コメント

  1. himawari-g より:

    最近は上部タンク(給水部周辺)に亀裂が入り水漏れが発生しました。ポリタンクの耐久性には問題がありますね。そもそも長期間の使用を考えた設計にはなっていないように感じました。一旦屋根から降ろして樹脂で固めてやろうかと考えています。近いうちに再度の移設を考えているのでそのタイミングで修理しようかと・・・。

  2. pizzaboy88 より:

    異型のシリコンゴムの箇所は、ゴム単体では販売されてありません。フロ-トを含む先端からホ-ス接続部分までが一式組み立てられた状態での販売で、6000円しましたよ。
    部品取り寄せたので 近日中に修理する予定です。

  3. pizzaboy88 より:

    はじめまして^ ^
    私も何度か自分で修理していますが、今回は排水側の異形ゴム管に穴が空いており ホ-ムセンタ-になんかあるだろう?!安易な考えて引きちぎる様に外したので その後が大変💦
    今 部品探しに奮闘中です😅

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